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ブラジルガイド
パラナ州

クリチバ

自然に恵まれたパラナ州の州都クリチバ市はヨーロッパ的な雰囲気が漂う町で、近代的な町であるにもかかわらず、人々は平穏な生活を送り続けています。

地元の料理もまた魅力的です。グルメ歩きをしていると、イタリア移住者の多い地域にたどり着き、思わぬ形で料理を味わう最良のチャンスを得ることでしょう。もっとも興味深い観光は、100年の歴史を誇るクリチバからパラナグアを結ぶ列車の旅です。3時間半をかけて美しい景観を楽しみながら、山間やトンネルを通りながら海岸山脈の切り立った谷の横を93kmも走っていきます。


クリチバ

州都クリチバへの帰路は、パラナ州でもその美を誇るグラシオーザ山脈を通る国道バスがおすすめです。州都には魅力的なものがたくさんあります。ガラスの宮殿が建つ一面花畑の巨大な植物園、鉄パイプで作られたユニークな「オペラ・デ・アラメ」劇場、都市にある公園としてはブラジル最大の8千万平方メートルを誇るイグアス地方公園、南米で最も大きな劇場の一つ、グアイラ劇場、そして眠ることのない「24時間ストリート」は金属の管状のアーチ32本が天井を覆い、クリチバ市のモダン建築の代表となっています。34店が並ぶモールでは、夜遅くまで営業しているサンドイッチ屋や銀行のキャッシュコーナー、薬局から花屋、読書や子供のミルクまでが見つかります。観光客や現地の人々のミーティングポイントともなっており、気分転換やグルメ、活気を求める人にもピッタリな場所です。


自然の光景 イグアスの滝

ダイナミックな景観で世界に名だたる滝イグアスー。72メートルの高さから水が落ちる、その壮大で豪快な姿に誰もが魅了されます。


[世界遺産] イグアスの滝

インディオは昔からこの豊かに湛える水の存在を知っていました。「イグアスー」という言葉が、彼らのツピ・グアラニー語で「大いなる水」を指すことからも、そのことがうかがえます。水源地は海岸山脈近辺にあり、パラナー川に注ぐまで1320kmもの距離を流れています。

滝だけがこの町の魅力ではありません。滝のあるイグアスー国立公園全体がまた素晴らしい観光地のひとつになっています。パラナ州の最西に位置するこの公園は1939年に設立されました。アルゼンチンとの国境を結び、またパラナ州の幾つかの町との境でもある土地は、広さがブラジル側だけでも18万5千ヘクタールあります。

イグアスー国立公園には様々な動物が生息しています。その種類はきわめて多く、オウム、トゥッカーノ(オオハシ)、タカ、ハチドリ、ピンタシルゴ(ヒワの一種)、ズグロハゲコウ、カニンデ・コンゴウインコ、胸の羽が紫のオウム、マクッコといわれるシギダチョウなどの鳥200種のほか、ピューマやクーガの仲間やジャガー、ジャガーの一種オンサ・ピンターダといった、広い地域を縄張りとする動物も公園に生息しています。

ユネスコの世界遺産に登録されたのも、一か所にこれほどの自然の美しさと多様性が凝縮された土地だからでしょう。

イグアスー国立公園から40キロ離れたところに、世界最大の水力発電所イタイプーダムがあります。パラナ川に設置されたこのダムは、ブラジルとパラグアイの両政府によって運営され、両国の電力の大半を供給しています。

アメリカ土木工学協会の調査によると、この水力発電所は、規模の大きさからみても現代世界の七不思議の一つであるとされており、「世紀の建築」といわれています。