ブラジル豆知識
ブラジルで2番目に人気のスポーツ

 この前、あるニュース番組で「ブラジルにおいてサッカーに次いで最もプレーヤーの多いスポーツはスケートボードである」といった報道を聞き、耳を疑った。2番目に人気のスポーツといえば当然バレーボールかバスケットだと思っていたからだ。もちろん定義の仕方によって人口は大きく上下する。ニュース番組の言う「プレーヤー」はおそらく競技者ではなく愛好者の数のことであろう。調査機関ダタフォーリャ(2006年調べ)によると、ブラジルのスケーターの数は約320万人。ナンバー2だと断言するのは少し乱暴な気もするが、いずれにしてもスケボーをしている若者は多いのである。

 街では坂道をスケボーで楽々降りていく男をよく見かける。ボードを片手に電車を利用する若者の姿も目にする。ハーフパイプやボウルを持つ公園も多数あり、人気の高さが実感できる。公園では小さな子どもからいい歳をしたおじさんまで夢中で滑って飛んで、を繰り返している。中には少数だが女の子もいる。性別、年齢を問わず多くの人が何時間も同じスペースの中を行ったり来たりしていても飽きないのだから相当な感動と興奮があるに違いない。

  ブラジルでは数多くの大会が開催されており、TV番組で特集が組まれることも珍しくない。先日も数十メートルサイズの巨大ランプを使ったコンテストがTVで中継され、多くの視聴者を獲得した。100%SKATE誌によれば、国内のグッズ販売は年間約2億5000万レアルに達するという。これだけの経済効果があればこの先イベントや大会の規模は確実に拡大し、愛好者の数は増加の一途をたどるはず。これまではスポーツといえばサッカーだったが、これからはスケボーをしに、もしくは大会を観戦しにブラジルに来るのもいいかもしれない。

駅で見かけるスケーター おじさんや女の子もやってます
公園内にあるスケートボード場