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日本人と同様ブラジル人の中にも迷信深い人たちがたくさんいる。そういう人たちは例えば梯子の下を潜らないといった習慣を持つだけでなく、様々なアイテムを身にまとい極力悪運を回避し、幸運を招こうと努力しているようだ。そのせいかお土産屋や雑貨屋に入ると、彼らをターゲットにしたラッキーグッズが数多く売られている。その中の一つにフィーガ(figa)と呼ばれる人の手の形をしたものがある。親指が人差し指と中指の間に入っている、あの奇妙なお守りである。ブラジル人に聞けば大半の人はなんのことか知っているし、それが幸運の印であることを理解している。それに対し日本ではフィーガのサインは性的な意味を持ち、人々に見せようものならたちまち顔を赤くしてしまう。一方の国では幸運の証として喜ばれるのに、もう一方の国では恥らいの対象になるのだから事情を知らない人からしたらややこしい限りである。 なんでもこのフィーガは、もともとイタリアのお守りでローマ帝国時代には先住民族エトルニア人の間で使われていたそうだ。人差し指と中指の間に親指を入れた形は女性器を表し、多産とエロスのシンボルとされていた。それが性的な誘惑は悪を惑わし、遠ざけるという意味合いから徐々に幸運のアイテムとして認識されるようになったのだという。つまりブラジルも日本もその捉え方に関してはあながち間違っていないのである。また、世界各国でもこのポーズは、相手を侮辱するときに使われたり、コミカルな場面に用いられたりと様々で、無数の解釈がある中で他の意味を蹴落として「幸運」が浸透したところにブラジル人のポジティブさが表れているように思えなくもない。いずれにしろブラジルのお土産屋でこれを買うときにはどこの誰にあげるかをよく考えてから買うのが身のためだろう。
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| お土産屋にはこんなに大きいものから |
小さなキーホルダーもある |
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