ブラジル豆知識
韓国人が集う場所

 サンパウロには日本人街だけでなく立派な韓国人街が存在する。地下鉄チラデンテス駅徒歩3分のところにあるボン・ヘチーロがそれだ。1963年(注・それ以前にも少数の家族が移住している)に正式に韓国移民が始まってからというもの韓国人コミュニティーは拡大を続け、現在その数は約25万人に達している。彼らの多くがビジネスに携わっており、その大半がアパレル関係であることから、いつしか同地区はサンパウロを代表するファッション街に姿を変えた。特にレディースの洋服店が多く、平日や土曜日の昼には買い物袋を下げた女性たちで大賑わいとなる。

服屋が並ぶジョゼ・パウリーノ通り


  洋服屋だけでなく韓国のスーパー、レストラン、カラオケボックス、ビデオ屋まであり、韓流好きにはたまらない。レストランに入れば本格的な韓国料理にありつけるし、スーパーに行けばキムチや韓国海苔がリーズナブルな値段で購入できる。ブラジルでブルコギやビビンバが食べられるなんて夢のようで、ついつい先人に感謝したくなる。なんでも韓国人が来る前、ボン・ヘチーロは汚く寂れた廃墟そのものだったという。それが近代的な店が次々と生まれていくうちにどんどん活性化され、今に至る。政府が移住者にチャンスを与え、移住者が町を興し、社会に貢献する。移民が築いた国ブラジルならではのことである。とりわけアジア系の人々にとっては、世界最大の日系人人口を有するサンパウロは、すんなり入り込むことのできる居心地のいい場所に違いない。この先もタイ人街、ベトナム人街と色々なアジアンテイストの街がサンパウロにできていくのだろうか。そんな場面を想像するだけでもワクワク、ドキドキが止らない。

至るところにハングル語文字が