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2009年8月7日、サンパウロ州で原則建物内全面禁煙の法律が施行され、喫煙家、非喫煙家の両方に大きな影響を与えている。なんでもビルを始め、バー、ナイトクラブ、レストラン、美術館、学校、ホテル(室内はOK)、肉屋、パン屋、薬屋、スーパー、ショッピングセンター、病院、タクシーなどの全てが禁煙となり、愛煙家はこの日を境に肩身の狭い思いを強いられている。世界中で巻き起こっているノンスモーキングの波がついにサンパウロまで来たのである。さすがに日本のように歩き煙草は禁止にはなっておらず、室内で吸えないだけに路上で一服している人たちが余計に目に付くようである。 さて、実際法律はできたはいいが、これを人々が守るかどうかがブラジルでは一番の問題になってくる。だいいちこの法律、違反者には高額な罰金が課されることになっているが、罰金の対象が火をつけた本人ではなく、その場所のオーナー、あるいは責任者ということになっているのである。こうなると、例えばバーのオーナーは逐一客の中に違反者がいないかどうか目を光らせていなければならず、仕事どころではなくなるんじゃないだろうか、などと心配になってしまう。まだバーのオーナーぐらいならましなほうで、これが肉屋のオーナーだったら客に気を取られて手を切ってしまいそうだし、タクシーの運転手だったら乗客がバッグに手を忍ばせる度に交通事故を起こしそうで怖い。 メディアの報道によると、今後禁煙がしっかり守られているかどうかを取り締まる監視員が街を徘徊するらしく、監視員の指示に従わない者がいたり、通報があれば警察までが出動するという。万が一、「大変です。タバコを吸っている人がいるんですけど、至急来てくれますか?」などという応援要請がこれから増えるとしたら、ありとあらゆる事件を抱える警察にとっては少し気の毒な話である。なにはともあれブラジル人が世界基準のこの法律とどう向き合うかが少し楽しみですらある。
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| お馴染みになった禁煙マーク |
サンパウロの街角にはこんなものも出現 |
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