
鍵の数はこれぐらい
一軒家に住んでいると、全部自分で門の開け閉めをするため常に鍵を5つも6つも持って歩くはめになる。もとはといえば全ては治安のせい。サンパウロではざっと近所の一軒家を見て回ってもベランダ、窓、トイレといたるところに鉄格子が張られ、防犯対策がなされている。その光景は外敵から住民の身を守っているようにも見えるし、中にいる人を外に逃がさないために閉じ込めているようにも見えて滑稽でもある。この国に鍵が不必要になるときが訪れることを祈らずにはいられない。
家の鍵に加え車の鍵、スポーツジムのロッカーの鍵なども持っている人はそれこそ常にポケットがジャラジャラと音を出している。雑居ビルの管理人並みに大量の鍵を身につけている自分がふと悲しくなったりする。ブラジルで鍵を無くしたらそれこそ大変だ、とはいいつつも、無くさないようにことあるごとに気にかけている自分もまた情けない。一度鍵を無くす失態をやらかしたのか、それとも無くさないようにと気にかけてばかりいる自分に嫌気が差したのか、首に鍵をぶら下げてTシャツの中に入れているブラジル人の大人を見たことがある。ふと、同じことをやっていた小学校のときの自分を思い出した。
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| 家の正門 | 家の中門 |
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| ベランダに鉄格子は当たり前 | トイレにももちろん鉄格子 |




