麦茶のように見えてとにかく甘いガラナ飲料
 コーヒーやビールと並んでブラジル人が好きなものといえば炭酸飲料。コーヒーやビールが大人向きの飲み物であるのに対し、コーラ、スプライト、ガラナなどのソーダ類は老若男女問わず国民全般に愛飲されている。

 日本人のように喉が渇いたら麦茶を飲むというような健康な習慣を持たないブラジル人、特にこの国の子供たちはとにかく炭酸で喉を潤すのが普通のようだ。ネスティー、アクエリアス、ゲーターレードなどの清涼飲料水もちゃんとあるが、それらの飲み物よりもやはりブラジル人は「炭酸好き」という印象を強く受ける。炭酸飲料というのもまた飲んだら飲んだで喉にスカッとして気持ちが良く、いつの間にか病みつきになる。これを幼児のときから飲んでいれば大人になってもそのまま止められずに飲み続けてしまうのだろう。ブラジルに糖尿病の人が多いのも素直に納得できる。

 炭酸飲料の中でもコーラと並ぶ国民的人気を誇るのがブラジル生まれのガラナだ。コーラにもコカコーラ、ペプシコーラと銘柄があるようにガラナにも Guaraná Antarctica や Kuat など様々なブランドがある。ガラナは茶色で一見麦茶のように見え、味は非常に甘く、飲んだ後にジンジャーエールのような後味が口に広がる。ちなみにブラジル人の中にはガラナがブラジル生まれであることを“世紀の発明”として自慢に思っている人もいたりする。もし自慢されたら「すごい、すごい!」と、大げさに褒めてあげよう。