ブラジルでは気温が上がると、大の大人たちがアイスクリームをペロペロ食べながら道を歩きだす。家族連れになると父母子が3人揃って同じような顔して食べていたりするから微笑ましい。暑い国においてアイスはやはりデザートの王様だ。 サンパウロではマクドナルドを始め、多くの店がソフトクリームやサンデーを店頭で販売している。アイスだけを売りに来る路上の物売りもいればワゴン車で徘徊しながら各種フルーツ味のアイスを売るアイス屋もいる。

“家族でアイス”はよく見る光景 店頭で売られるソフトクリーム

 アマゾン原産のフルーツ、アサイーから作るスムージーも夏の人気商品。アサイーはブラジルから発進し、アメリカや日本でも成功を収めた数少ない食べ物だ。一方でハーゲンダッツなどの外国製アイスもブラジルに届いている。最近では韓国生まれの『MELONA』というアイスバーがサンパウロのリベルダージ地区を中心に人気沸騰中。あまりの人気の高さから韓国系や日系の商店ではMELONA専用の冷蔵庫まで登場した。成功の秘訣をぜひとも知りたくてひとつ試してみたが、なんの変哲もないメロン味のアイスで、一体どうしてごく普通のこのアイスが市民をこれほど魅了したのかは理解に苦しむ。しかしよく考えてみるとチョコレートやバニラ系の商品が数多く並ぶ中、どうやらメロン味(他にイチゴ味、バナナ味などもある)というのはブラジル人にとって斬新のようだ。『MELONA』というブラジル人にも親しみ易いネーミングも売り上げに一役買ったに違いない。この分だとなにかの拍子に日本の『雪見だいふく』などがブラジルで大ヒットすることも十分に可能だろう。もちろんそのためには商品名を『YUKIMINHA』なんかに変える必要がありそうだが。

ビーチにもアイス屋が現れる 大ヒットしたMELONA