ブラジルでは道端で自分の店をオープンして商売をしている人がたくさんいる。売り物は飲食料品、文房具、衣類、CDなど実にバラエティーに富んでいる。わざわざ店に行かなくても大抵のものは道で手に入る。この国ではレストランで食べるもの、ショッピングセンターで売っているものが全てではないのだ。
 露店の売り物は品質では確かに劣る。道で売られている食べ物を口にしてお腹を壊したという話はよく耳にする。商品が壊れていた、または買ってから数日で壊れたというのもよくある話。それでも格安だという理由で多くの人がついつい利用してしまう。ちょっと小腹が空いたときに屋台があったり喉が渇いたときに絞りたてのジュースが売っていたら自然と財布の紐は緩んでしまう。店やレンストランに入る必要性を排除した気軽さが多くの客を引き寄せるのだ。
 トウモロコシ屋、パステル屋(小麦粉を揚げた春巻きのようなもの)、タピオカ屋(キャッサバの粉で作るホットケーキのようなもの)、ココナッツ屋、ポテトチップス屋など日本ではお目にかかれないような露店も多く眺めているだけでも十分に楽しい。人が好きなものならなんでも売ってしまえというのがブラジル人の考えらしく、サンドイッチ屋、オレンジジュース屋、ケーキ屋、炭火焼肉屋と食べ物や飲み物ならなんでもありだ。
 道で売られる生活用品も多種多様である。ズボンやTシャツは当たり前、靴下もあれば下着まで売っている。そのほか歯ブラシ、ハサミ、バリカンとやはりなんでもOKという感じがする。なんでもあって安いとなればひょんなことから意外な掘り出しものが見つかることもなきにしもあらずだ。

ココナッツ屋もあれば ビーチにトウモロコシ屋が現れたりもする
なぜかリモコンが売っていたり ぬいぐるみが売っていたりもする あなたはこれを履きますか?