
カーブが印象的なコパン・ビル
ブラジルで建築といえばオスカー・ニーマイヤーの右に出るものはいない。誰が言ったかは知らないけどそうなのである。100歳にしてバリバリの現役という彼は、バイタリティーも風貌ももはや仙人の域に達している。世界遺産にも認定されている計画都市ブラジリアにある主な建造物はほとんどが彼の設計によるものというのは有名な話。サンパウロにもイビラプエラ公園、メモリアル・ダ・アメリカ・ラチーナ、コパン・ビル(Edifício Copan)といった彼の傑作が存在する。
コパン・ビルは、サンパウロ市の中心街にあるちょっとオシャレな建物。実はこの場所、オスカー・ニーマイヤーの設計で進められていたのにも関わらず彼自身がプロジェクトを途中で投げ出し、その後別の人の手に渡ったといういわくつきのビルである。とはいえオスカー・ニーマイヤーのトレードマークであるうねりのあるカーブを描いたデザインを見れば彼の設計であることは誰の目にも一目瞭然だ。1966年に完成したビルだけに多少老朽化が目立つが、近くにある他の建物と比べてもデザインの斬新さでは今も負けていない。現在この高層ビルは主にアパートとして利用されているそうで世界的に有名な建築家のビルに住んでいる贅沢な人たちに思わず嫉妬してしまう。
ブラジルで有名な建築家はなにもオスカー・ニーマイヤーだけじゃない。日系人の中にも大活躍している建築家がいる。その名もルイ・大竹。オスカー・ニーマイヤーがブラジル建築界のパイオニアならルイ大竹は異端児といったところか。彼の作品はあまりにも個性的で誰も真似できないようなデザインに仕上がっているものがほとんどだ。特にブリガデイロ・ルイス・アントニオ通りにあるホテル・ユニークはその名の通りユニークそのもの。外観、雰囲気共に他のホテルとは全く違ったシュールな世界が演出されており、近くを通れば誰もが見入ってしまうだけの魅力がある。
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| 大都会の真ん中にルイ大竹のこんなホテルが |
ポストカードによく登場する建物といえばサンパウロ美術館(MASP)。長方形の“箱”に柱がついただけという見るからに危なっかしいデザインは地震の少ないブラジルだからこそできる荒業。女性建築家リナ・ボ・バルジによって設計されたこの場所はサンパウロの顔として広く知られており、国内外の観光客が多く訪れる人気スポットだ。
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| ポストカードでお馴染みのサンパウロ美術館 |
大都市サンパウロには高層ビルやモダンな建物だけでなくほかにもコロニアル様式の家や教会など興味深い建築物がたくさんある。近くを通った際にはぜひともカメラに収めておこう。
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| サンパウロにはほかにもかっこいい建物がたくさんある | |




