ブラジルには無数のビーチや川や湖がある。海、川、湖があるということはすなわち釣りができるということだ。最近日本ではただ娯楽として釣りをするのでも、やれ漁業法だ、やれ水産資源保護法だ、やれ遊漁規則だとルールがうるさ過ぎて思う存分楽しめなくなってきている。これだけ規制だらけだと早い話が「釣りはするな!」と言っているようなものである。どこに行っても縛り付けるのが悲しいかな日本のやり方なのだ。
 ブラジルではしかし場所、時期、量にもよるが、嬉しいことにまだそれほどうるさい事態には発展していない。全ては国土の広さゆえである。ブラジル全土の川を隅々まで取り締まるなど到底不可能であるし、また自然も魚も豊富なのだからそうする必要もない。自由気ままにスポーツフィッシングを楽しめる、そんな雰囲気がここにはある。
 国が大きいと遊ぶ場所にもまず困らない。最大の利点は大都市からでも車で1、2時間行けばきれいな川や海に着けることだ。川沿い、海沿いの町には必ず釣り具屋があるし、餌も売っている。道具が揃ったらあとは思い切り魚と格闘するだけだ。ブラジルの景色は文句なしに美しい。日本では決して見られない大自然の中で好きなことを好きなだけやる、これ以上の喜びはほかにない。

思い思いに時間を過ごす釣り人たち 川沿いの景色は幻想的