どこの大都市でも遊びは高くつく。サンパウロも例外ではない。映画、レストラン、バーと梯子すれば財布にある現金なんて一日にして吹き飛んでしまう。かといってサンパウロにまで来て遊ばないわけにもいかない。お金がなくても遊びたい、それが貧乏旅行者に共通する心境ではなかろうか。

 そんな人たちのためにタダ、もくしはタダ同然で遊べる場所がいくつかある。まずは暇人にぴったりの場所サンパウロ文化センター(Centro Cultural de São Paulo)。ここには図書館、漫画図書館、映画館、劇場、コンサート会場がある。特に映画館では頻繁に世界各国の名作が上映され、基本的に無料で鑑賞できる。コンサートや劇などは有料と無料のものがあるのでその都度プログラムを参照する必要がある。施設内にはカフェテリアもあり、一人で本を読んだり友達とお喋りしたりするのもいい。

 続いてブラジル銀行文化センター(Centro Cultural Banco do Brasil)。ここも映画、コンサート、展覧会などの文化イベントが目白押し。日本映画や日本人芸術家がその月のテーマになることもある。ちなみにオノ・ヨーコの展覧会もここで開かれた。展覧会は基本的に無料だが、映画やコンサートは無料と有料のものがあるので事前に情報収集しておこう。

昼も夜もなにかと遊べるサンパウロ文化センター 高級感溢れるブラジル銀行文化センター

 文化施設の密集地帯といえばサンパウロのメインストリート、パウリスタ大通り。ブリガデイロ駅近くにあるイタウ文化センター(Itau Cultural)とSESC(社会サービス商業機関)は道を挟んだ隣同士。どちらも随時アートの展覧会を実施しており、もちろん入場無料だ。

 同じ通りをコンソラソン駅の方に向かって歩けばFIESP文化センター(Centro Cultural FIESP)がある。同ビルの1階では有名芸術家の作品を集めた展覧会が頻繁に行われている。さらにコンソラソン駅に向かって行くとConjunto Nacionalビルがあり、1階でよく写真展が開かれるのでチェックしておこう。

アート好きは必見、FIESP文化センター サンパウロ市にはいたるところにSESCがある

 これだけ時間を潰せる場所があればかなり節約できそうだが、あまり節約に拘りすぎると旅が台無しになってしまうのはいうまでもない。バックパッカーが集まる宿に行くと、一日いくらでやり過ごしたかを自慢するような旅人をよく見るけれど、お金を使わないことは決して偉いことではない。あれば誰だって使うし、なければケチるしかないのである。一番タチが悪いのは、旅行を始めた当初は無駄遣いするだけの大金を持っていながら後先を考えずに行動した結果、帰るときにはスッカラカンになってしまい、食事代からチケット代まで人に借りるタイプである。こういうタイプにならないためにもくれぐれも旅は計画的に。


【住所】
◆ サンパウロ文化センター (Centro Cultural de São Paulo)
  Rua Vergueiro 1000, Paraíso, São Paulo - SP

◆ ブラジル銀行文化センター (Centro Cultural Banco do Brasil)
  Rua Álvares Penteado 112, Centro, São Paulo - SP

◆ SESC Avパウリスタ (SESC Avenida Paulista)
  Avenida Paulista 119, Paraíso, São Paulo - SP

◆ イタウ文化センター (Itau Cultural)
  Avenida Paulista 149, Paraíso São Paulo - SP

◆ FIESP文化センター (Centro Cultural FIESP)
  Avenida Paulista 1313, Cerqueira César, São Paulo - SP

◆ Conjunto Nacionalビル (Conjunto Nacional)
  Avenida Paulista 2073, Cerqueira César, São Paulo - SP